妊娠中の健康

妊娠初期のサイン:見逃したくない14の症状

生理の遅れから胸の張り、つわりまで。よくある妊娠初期のサイン、始まる時期、妊娠検査薬を使うタイミングを解説します。

やわらかなピンクの背景に、ピンクのハートを添えた3Dクレイの妊娠検査薬

数日で妊娠に気づく人もいれば、生理が遅れるまで、あるいはそれ以降まで何も感じない人もいます。どちらもまったく普通のことです。妊娠初期の症状は、主にhCG、プロゲステロン、エストロゲンといったホルモンが急に増えることで起こり、体の反応は人それぞれです。

ここでは、よくある初期のサインを、おおよそ現れやすい順に紹介します。

妊娠の症状はいつから始まる?

妊娠週数は最後の生理の初日から数えるため、受精卵が着床するころにはすでに妊娠3週ごろになっています。多くの症状は、hCGが増える4〜6週ごろに始まります。着床のころ、少し早めに変化に気づく人もいます。

症状始まりやすい時期
少量の出血や下腹部の痛み3〜4週ごろ
生理の遅れ4週ごろ
胸の痛みや張り4〜6週
疲れやすさ4〜6週
トイレが近くなる5〜6週
吐き気5〜6週、ピークは8〜10週ごろ

1. 生理の遅れ

生理周期が規則的な人にとって、生理の遅れはもっとも確かな初期サインです。周期が不規則だと判断しにくいため、避妊せずに性交してから数週間後に検査するのがいちばん役立ちます。

2. 着床出血

受精卵が子宮内膜にとどまるころ、ピンクや茶色の少量の出血に気づく人がいます。生理より少なく、たいてい1〜2日で終わります。まったく出血しない人も多くいます。

3. 軽い下腹部の痛み

子宮が変化し始める妊娠ごく初期には、下腹部の鈍い痛みはとてもよくあります。ぬるめ(熱すぎない)の温め、ゆったりした動き、休息がたいてい効きます。痛みが強い、片側だけ、出血を伴う場合は、すぐに医師に診てもらいましょう。

4. 胸の痛みや張り

ホルモンの増加で胸が敏感になったり、重く感じたり、チクチクしたりし、乳首の色が濃くなることもあります。寝るとき用も含め、やわらかくしっかり支えるブラジャーがとても助けになります。

5. 疲れやすさ

プロゲステロンには眠気を誘う作用があり、体は胎盤をつくるために懸命に働いています。妊娠初期の疲れは強く出ることがあります。休めるときは休みましょう。元気はたいてい妊娠中期に戻ってきます。

6. 吐き気(嘔吐があることも)

「つわり」は朝に限らず、一日中いつでも起こります。多くは6週ごろに始まり、12〜14週ごろに落ち着きます。本当に効く対策は、つわり対策のガイドをご覧ください。

7. トイレが近くなる

妊娠中は腎臓がより多くの血液をろ過し、大きくなる子宮が膀胱を圧迫します。排尿時にしみたり痛んだりするなら医師に伝えましょう。妊娠中は尿路感染症が起こりやすく、治療が必要です。

8. においに敏感になる

コーヒーや香水、料理のにおいが急に耐えられなくなる人は多くいます。冷たい食べ物はにおいが弱いので、食べやすいことがあります。

9. 食べ物の好みの変化

真夜中にピクルスが食べたくなったり、大好物を受けつけなくなったりするのはよくあることです。食べたいものは適量なら楽しんでかまいません。氷やチョーク、土など食べ物でないものが欲しくなる(異食症)場合は、鉄不足と関係があることがあるので医療者に伝えましょう。

10. 気分の浮き沈み

エストロゲンとプロゲステロンの変動は、気分にもっとも関わる脳内物質セロトニンに影響します。イライラ、気分の落ち込み、思いがけない涙はよくあることで、妊娠への本当の気持ちを表すものではありません。落ち込みが続いたり日常生活に支障が出たりするなら、助産師や医師に話しましょう。支えは効果がありますし、早めに頼るのは強さです。

11. お腹の張りと便秘

プロゲステロンは腸の筋肉をゆるめ、消化をゆっくりにします。水分、食物繊維、ゆったりした散歩がいちばん効きます。

12. 頭痛とめまい

ホルモン、血液量の増加、血圧の低下で、頭痛やふらつきが起こることがあります。ゆっくり立ち上がり、水を手元に置いておきましょう。アセトアミノフェン(パラセタモール)は一般に妊娠中も安全とされていますが、どんな薬も医師や薬剤師に確認してください。

13. 口の中の金属っぽい味

酸っぱい味や金属のような味を感じ、唾液が増える人もいます。柑橘類、シュガーレスガム、歯みがきの回数を増やすことが助けになります。

14. 基礎体温が高いまま

基礎体温をつけている場合、排卵後およそ18日以上高温が続くと、妊娠の初期サインのことがあります。

妊娠検査薬はいつ使う?

市販の妊娠検査薬は尿中のhCGを調べます。より正確な結果を得るには、生理予定日を過ぎた日から、hCGがもっとも濃い朝いちばんの尿で検査しましょう。早すぎるとhCGがまだ少なく、陰性と出ることがあります。陰性でも生理が来ないときは、数日後にもう一度検査してください。

陽性が出たら、医師や助産師に連絡して最初の受診を予約し、まだなら葉酸を含む妊娠期向けサプリを始め、出産予定日計算で今の週数を確認しましょう。

よくある質問

生理が遅れる前に妊娠の症状が出ることはある?

あります。生理予定日の数日前に、胸の張り、疲れ、軽い腹痛、少量の出血に気づく人もいます。ただ、これらは生理が近いサインでもあるため、確かめられるのは生理が遅れてからの検査だけです。

症状がまったくなくても妊娠していることはある?

もちろんあります。妊娠初期に症状がほとんどない、あるいはまったくない人も多く、それは何か問題があるという意味ではありません。

着床出血はどんな感じ?

たいていは淡いピンクや茶色の少量の出血で、生理よりずっと少なく、数時間から2日ほど続きます。鮮やかな赤い出血や、痛みを伴う出血は医師に診てもらいましょう。

出典

一般的な情報であり、医学的な助言ではありません。必ず医師や助産師の指示に従ってください。

更新履歴
  • : 英語版ガイドからの翻訳です。