
ブラクストン・ヒックス収縮は「練習の陣痛」とも呼ばれます。子宮が張ってはゆるむもので、筋肉をきたえる妊娠中のふつうの現象です。早ければ妊娠中期、多くは22週ごろから始まり、妊娠後期になるとよりはっきり感じるようになります。
ブラクストン・ヒックスはどんな感じ?
多くの人は、おなか全体が30秒〜2分ほどキュッと張ったり硬くなったりして、そのあとゆるむのを感じます。痛いというより不快な感じで、規則性なく来たり去ったりします。
おなかの張りと本陣痛の違い
| ブラクストン・ヒックス | 本陣痛 | |
|---|---|---|
| パターン | 不規則で、決まった間隔がない | 規則的で、間隔がだんだん短くなる |
| 強さ | 変わらないか、弱くなる | どんどん強くなる |
| 長さ | 30秒〜2分でばらばら | 長くなり、活動期には60〜90秒ほど |
| 感じる場所 | たいていおなかの前側 | 腰から始まり、前のほうへまわることが多い |
| 休む・動くと | おさまったり止まったりすることが多い | 何をしても続く |
| ほかのサイン | なし | おしるし、破水、腰の痛み |
いちばんわかりやすいのは時間です。無料の陣痛タイマーで1時間はかってみましょう。本陣痛は規則的なパターンになり、間隔が短くなっていきます。ブラクストン・ヒックスはそうなりません。
ブラクストン・ヒックスのきっかけ
- 水分不足
- 膀胱がいっぱい
- よく動いたあとや、性行為のあと
- 赤ちゃんがよく動いている
- 一日じゅう立ちっぱなし
ブラクストン・ヒックスをやわらげる方法
- コップ1杯の水をしっかり飲む。 水分不足はよくあるきっかけです。
- していることを変える。 動いていたなら左側を下にして横になり、休んでいたならゆっくり散歩を。
- トイレに行く。
- ぬるめ(熱すぎない)のお風呂やシャワーに入る。
- ゆっくり呼吸する。 4つ数えて吸い、6つ数えて吐きます。お産の練習にもなります。
これでおさまれば、ブラクストン・ヒックスだった可能性が高いです。
病院に連絡するとき
次のようなときは、医師や助産師、産院に連絡しましょう:
- 37週より前に1時間に4回以上の張りがある(痛くなくても)。早産のサインのことがあります
- 張りが規則的で強くなってきた。とくに5分おきに1分続く場合(陣痛のサインも参考に)
- 水っぽいものが出る、または出血がある
- 赤ちゃんの動きがいつもより少ない
- 痛みが来たり去ったりせず、ずっと続く
よくある質問
ブラクストン・ヒックスは痛いこともある?
ふつうは痛いというより不快な感じですが、妊娠後期には強くなることもあります。痛くて規則的になってきたら、病院に連絡しましょう。
ブラクストン・ヒックスがあると、お産が近い?
必ずしもそうではありません。何週間も続く人もたくさんいます。最後の数週間は、子宮口の準備にともなって回数が増えることがあり、これを前駆陣痛と呼ぶこともあります。
ブラクストン・ヒックスがないのはふつう?
はい。まったく気づかない人もいて、まったく問題ありません。
出典
- ACOG: How to tell when labor begins
- NHS: Braxton Hicks contractions
- Cleveland Clinic: Braxton Hicks contractions
一般的な情報であり、医学的な助言ではありません。必ず医師や助産師の指示に従ってください。
更新履歴
- : 英語版ガイドからの翻訳です。